年齢を重ねると体のあちこちに痛みが出てきます。
痛みは人生を一生懸命生きている証でもあり、あなたを悩ませる原因にもなります。
そんな痛みに効果のある鍼灸治療ですが、むしろ、まだ明確な病気となっていない、「未病(みびょう)」とよばれる状態も治療し、病気にならないようにするのが特徴です。
鍼灸は世界保健機関WHOでもその有効性を認めている療法で不妊や更年期障害などの婦人科系疾患、自律神経失調症や神経症などの神経系疾患、耳鳴りやメニエルなどの耳鼻咽喉科系疾患など多岐に渡ります。
最近では米国 国立衛生研究所の見解として各種の病気に対する効果とその科学的根拠、西洋医学の代替治療として効果について有効であると発表されています。
むしろ西洋医学では難しいとされる疾患や症状に対してその効果が期待され、注目されています。
現在社会はストレス社会により、若い人達でも頭痛、めまい、耳鳴り、うつ病等、また運動不足や食事バランス過多などにより、慢性疾患やさまざまな症状を引き起こしています。
現代人は体の免疫作用が低下し、慢性的なものになりがちです。西洋医学による一時的な治療も、もちろん必要ではありますが鍼灸はこの様な様々な症状に対して、体本来が持っている自然治癒力を高め、体の状態を整える事で抜本的改善を目指します。
当院では鍼灸施術をしながら、食生活の改善・適度な運動、そして生活習慣の改善をサポートしていき、QOL(生活の質)を再度見つめ直して、健康的な体を取り戻していきます。
鍼灸治療とは?
鍼灸の歴史は大変深く、紀元前の中国ではすでに鍼治療が広く流行したという文献も残っており、約2000年以上の長い歴史がある伝統医学です。 日本では奈良時代に伝えられたとされ、江戸時代には庶民にも広まったとされています。 その後、明治政府の方針で西洋医学が強く推し進められることになり、鍼灸や漢方などを主流とする日本の伝統的な医学は下火を迎えますが、その後も民間での支持は強く、鍼師、灸師は国家資格として制定されることになりました。 戦後には現在の「あん摩マッサージ指圧師、はり師きゅう師などに関する法律」の原型である法律が制定され、日本の鍼灸はより科学的な裏付けが強く求められるようになり、研究も学会レベルで進められるようになりました。 日本の鍼は、中国の鍼と異なり非常に細い鍼を用いています。太い鍼の方がより効果があるとされていますが、その代わり痛みが強いのが特徴です。痛みに敏感な日本ではあまり普及せず、杉山和一という人物が考案した管鍼法という、細い鍼と管を組み合わせた鍼治療が一般化して現在に至っています。 現在、日本では先進欧米諸国に比べて鍼灸治療の医療への活用が遅れをとっています。 日本の現状をみると、鍼灸への偏見や無理解がまだ残っていることもあり、鍼灸を治療手段として活用できていないのが現状のようです。 アメリカは公的医療制度がない国ですが、現代西洋医学にくらべて医療費のコストが安いため、鍼灸治療を日常的に選択するようになっており、イギリス、ドイツ、イタリアなどのヨーロッパでも鍼灸治療は盛んで、健康保険制度も積極的に取り入れられている一方、日本は健康保険が適用できる鍼治療の症状が、6種類に限定されているのが実情です。 しかし、それでも日本の医療における鍼の導入は少しずつ前進しています。 2010年に厚生労働省は「統合医療プロジェクトチーム」を発足しました。現代西洋医学による医療と鍼灸をはじめとする補完代替医療(CAM)をあわせて患者を治療するという「統合医療」を推進することを目的として活動をはじめています。 古来より伝統的に行われてきた鍼灸治療など、代替医療と西洋医学を統合し、患者中心の医療を行うものが統合医療とされ、国を挙げて研究開発、人材確保の取り組みの促進が始まっています。 とはいえ、医療現場やリハビリ現場などで実際に治療法が取り入れられているケースはまだまだ少なく、これからの日本社会の高齢化に伴い、医療現場におけるさらなる実践が望まれる状況にあります。
当鍼灸整骨院で鍼灸療法の有効性を認めた疾患、及び難病
- 動器疾患 肩こり・腰痛・五十肩・膝痛・肘痛・座骨神経痛・股関節痛・肩背部痛・ 首痛・リウマチ・ムチウチ・腰椎、頚椎ヘルニア・四肢の痺れ、麻痺・ 腱鞘炎・踵の痛み
- 消化器疾患 慢性胃炎・下痢・便秘・胃下垂・消化不良・胃痛・吐き気・嘔吐・口苦 食欲不振・肥満・痩せ・逆流性食道炎・咽の詰まり・胃潰瘍・胆石症・肝臓疾患
- 神経系疾患 不眠症・自律神経失調症・不安神経症・鬱病・顔面神経痛または麻痺・ 偏頭痛・肋間神経痛・チック・帯状疱疹後の神経痛・パニック障害・寝汗・ 舌の痛み・動悸
- 呼吸器疾患 咳・喘息・風邪による諸症状
- 循環器疾患 高血圧・低血圧・不整脈・神経性心悸亢進
- 婦人科疾患 生理痛・生理不順・不妊症・不育症・子宮筋腫・子宮内膜炎・チョコレート嚢腫・ 帯下・陰部掻痒・更年期障害・不正出血・妊娠中の諸々の不調・陣痛促進・ 逆子・出産後の体力低下
- 外科疾患 捻挫・打撲・しもやけ・骨折や外傷の早期回復
- 泌尿器疾患 膀胱炎・慢性腎炎・むくみ・排尿障害(尿漏れ、尿が出にくい、頻尿、尿が濁るなど)
- 皮膚疾患 肌荒れ・湿疹全般・ヘルペス・じんましん・円形脱毛症・ウオノメ・イボ・水虫
- 内分泌疾患 糖尿病・バセドウ病・橋本病
- 耳鼻咽喉疾患 鼻炎・蓄膿・中耳炎・咽喉炎・扁桃炎・耳鳴り・突発性難聴・嗅覚異常・口内炎
- 眼科疾患 飛蚊症・結膜炎・ものもらい・眼性疲労・ドライアイ・ 視力減退(かすみ目)・目の奥の痛み・緑内障
- アレルギー症状 花粉症・アトピー性皮膚炎・食物アレルギー
- 小児疾患 夜泣き・かん虫・夜尿症・小児喘息・アトピー・消化不良・慢性中耳炎・ 下痢・便秘・食物アレルギー・発熱・鼻炎・花粉症・虚弱体質の改善
- 癌 抗がん剤などの副作用軽減・癌の進行を遅らせる。癌による様々な苦痛の軽減。
上記以外の症状についても対応可能な場合があります。 お電話またはメールなどでお問い合わせ下さい。
なぜ当院の鍼灸が、上記の疾患に有効なのか?
なぜ針治療は効果があるのでしょう。それはツボに刺した針による刺激が自律神経系、免疫系などに作用して、緊張を緩和し血液やリンパ液の代謝を向上させることにより、自然治癒力をアップさせる働きがあるのではないかと考えられています。特に針治療では、痛みに対する効果が高く評価されています。針の刺激によって分泌されるモルヒネのような役割をもったホルモンが、痛みを抑える効果があり、また痛みを脳に伝える神経をブロックする働きがあるため、痛みの緩和に有効なのです。 また、リラックス効果のあるセロトニンなどのホルモンも分泌されるため、自律神経のバランスが整い、交感神経と副交感神経の働きがスムーズに行なわれ、ストレス性の症状に効果があります。さらに自律神経は、胃腸などの内臓や血圧もコントロールしているので、自律神経のバランスが整うことによって、内臓機能のバランス回復に役立ちます。 筋肉のコリやハリにも効果があります。針を刺入すると、血液やリンパの流れが良くなるので、固くなっていた筋肉の緊張がほぐれて柔らかくなり、コリやハリが緩和されるのです。 また、あまり知られていませんが、針治療は美肌にも効果があります。針で傷つけられた細胞は修復しようと増殖します。それが細胞の活性化に繋がり、コラーゲン繊維を強くします。 そのため肌の弾力が高まり、シワやたるみの予防に繋がるのです。また、血流が促進されくすみを改善、筋肉の刺激によるリフトアップ効果など、さまざまな美肌効果が期待できます。 その他、癌や糖尿なども鍼灸治療が多く取り入れられています。治療前のお願い
次のような病気や体質の方は、鍼灸治療上、非常に大切な事柄ですので是非お知らせ下さい。
- エイズ、肝炎等の感染症に罹患している方。
- 癌、或いは他の悪性疾患に罹患している方。
- 各種のアレルギー・ショック体質である方。
- ペースメーカー等を埋め込んでいる方。
- 神経、精神的過敏体質である方。
- 難聴の方。
その他のご注意・参考として
- 人によっては鍼灸治療後に、身体がだるく感じたり、また軽い脳貧血のようなめまいなどを感じることが有ります。これは症状が悪化したわけでは有りませんので安静にしていれば殆んど良くなります。
- 治療直後の入浴は、なるべくお控え下さい。2~3時間後であれば問題ないです。
- 鍼治療の直後にその部分が少し盛り上がることが有ります。少量の内出血ですから指先で軽く押していただければ直におさまります。まれに後日、紫色の出血班が出ることが有りますが4~5日で消失しますのでご心配は無用です。
- 初診の方の次回の治療日については症状にもよりますが2~3日後程度に再来院されることをお勧めします。初診の治療成果の確認と今後の刺激程度、治療計画等を決めるために必要です。但し、翌日も続けたほうが良い場合もあります。
- 一回で効果が全く認められない場合でもあきらめず治療を続けられることをお勧めします。身体の自然治癒力がゆっくりと機能して複数回の治療後に急に症状が改善されることがあります。
- 医師との併用治療や精密検査について疑問をお持ちの場合は、ご遠慮無くご相談下さい。
2500円~(税抜)
現在、訪問治療は堺市東区、堺市中区のみです。
「はい。ODAIJINI鍼灸整骨院です」と電話に出ますので、
「HPを見て電話しました」とおっしゃってください。
「親切丁寧に対応」致します。
ODAIJINI鍼灸整骨院
どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。
072-320-0604平日は朝10:00から夜20:30まで受付
当サービスは土曜・日曜・祝日が定休