2023年8月1日ODAIJINIグループ, スタッフブログ, 金剛院
こんにちは‼
ODAIJINI鍼灸整骨院 金剛院です。
梅雨が明けて猛暑の到来とともに蒸し暑さが残る日々ですが、身体の疲労感や足のむくみといった症状は出てませんか?
特に日本は高温多湿でもあるため、こういった症状を感じやすいです。
そこでオススメなのが『リンパマッサージ』です。
□ リンパマッサージとは
基本的には、オイルやクリームなどを用い、手のひら全体を肌に密着させて優しく撫でるようにさすって流していきます。
リンパマッサージの場合、通常のマッサージとは違い、不調を引き起こす老廃物を排出しやすくし、「免疫機能の向上・冷えの解消や健康維持」に対して効果が期待できます。
リンパ管という目に見えないほどの細い管が皮膚のすぐ下を通っており、そのリンパ管の中に流れているリンパ液の流れを、良くして促すことが狙いです。
*リンパ管とは静脈に絡みつく形で全身に分布しており、老廃物などの有害物質をろ過して、全身の組織からリンパ液を排出する役目を担っています。
□ リンパの流れ
体内を巡る体液には血液とリンパ液の2種類が存在します。
血液は心臓がポンプの役割をすることで、酸素や栄養などを運び循環しています。
リンパ液は主に身体の不要物を運搬する役割があり、リンパ液が流れるリンパ管には心臓のような自力での強力なポンプ機能がないため、リンパ管を取り巻いている筋肉の働きが必要になります。
運動不足や長時間の同じ体勢を続けると、筋肉の動きが不十分な状態になり、リンパ液が押し流されずに停滞します。
血液は1分足らずで体内を一周するのに対し、リンパ液は半日~1日もかかるほどゆっくりと流れているといわれています。
□ リンパの主な役割
リンパには『排泄』と『免疫』の2つの役割があります。
● 排泄:余分な水分や老廃物を排泄する
細胞から回収した老廃物や毒素などを排泄する
● 免疫:ウイルスや細胞を退治する
リンパ液内には免疫に働いてくれるリンパ球という細胞があり、このリンパ球がウイルスや細胞などを退治する
↑これらが機能しないと、免疫力が低下して風邪を引いてしまったり、疲労感や冷え・生理不順などといった、あらゆる体の不調が出てくる恐れがあります。
□身体の疲労感や足のむくみに対してリンパマッサージは効果的!?
日々の仕事・学校生活・家事や子育てなど、忙しい日常生活を送る中で心身共に疲労が溜まり、身体が疲弊した状態で寝てしまうなんてことはありませんか?
その状態で寝てしまうと翌日に、身体の重だるさを感じやすくなります。
一方、足のむくみは様々な理由によって、ふくらはぎで血流やリンパ液が停滞している状態になっていることが多いです。
理由として多いのは、長時間の同じ姿勢や水分不足、冷えなどが関係しています。
人間の体の構造上、血液は心臓から出て全身を巡り、心臓へと戻って循環しています。
足まで流れた血液は心臓に戻る際に重力に逆らって戻る仕組みなので、ふくらはぎの筋肉の働きによって押し出し、心臓まで戻します。
疲労感もむくみも血流が停滞していて、筋肉への栄養分や酸素などが十分に行き渡っていない状態です。
適度な刺激を与えることで血流を促進させ、栄養がまわり疲労改善につながります。
また溜まった老廃物が流れ、むくみが取れやすくなるので、リンパマッサージはとても効果的だといえます。.
・他に得られるメリット
①自律神経の緊張がほぐれ、リラックスした状態になる
➁老廃物を促すことにより滞留を防ぎ、肌質の改善やくすみの除去などにも効果的です
(顔にも身体と同様にリンパが流れているため、滞ると巡りが悪くなり様々なトラブルの原因になる)
➂免疫機能の向上・代謝の促進(水分不足・解毒・運動不足などに効果的)
➃外傷や皮膚の炎症などの軽減、再生速度の促進や痛覚の緩和など
・身体の各リンパ節
リンパ節とは・・・全身を巡るリンパ管の間に存在し、それをつないでいる免疫器官(2~3ミリ程度で豆の様な形をしてる)
全身に約300~600個も配置されており、細菌やがん細胞、ウイルスなどがないかをチェックして排除する役割があります
(フィルター機能があり、全身に細菌やウイルスが回らないように働いている)
ここが滞ってしまうと本来の働きが低下し、様々な症状を引き起こす原因になります。
□ 各リンパ節の場所
頸部リンパ節 → 頭や首のリンパが集まる。流れが滞ると、二重顎やたるみの原因になり、肩凝り、頭痛、自律神経の乱れなどを引き起こします。
耳の下あたりから鎖骨の上あたりまで、ほぐして流してあげると、頭痛や歯の痛み・寝違えなどに効果があります。
鎖骨リンパ節 → 鎖骨部分は全身のリンパが集合する部分でもありリンパマッサージをする上で大切なポイントです。
特に鎖骨のくぼみの奥にある静脈へ流れるのでここが滞るとリンパ液の流れが悪くなります。
腋窩リンパ節 → 左右の脇にあり、女性では乳がんの転移を起こしやすいリンパ節です。喉に近いので、外部から異物が入った時に真っ先に免疫機能が働く場所でもあります。
腋窩リンパ節が滞ると、二の腕のたるみや肩凝りを起こしやすくなります。
腹部リンパ節 → 内臓からのリンパが集まる。腹部のリンパが滞ると、腰周りが太くなり、婦人系の病気を引き起こす原因にもなり、子宮や腸の動きが鈍り、便秘や生理不順
子宮・卵巣の病気などを引き起こします。
鼠経リンパ節 → 下半身のリンパが集まる。鼠経リンパ節が滞ると、下半身太りや脚のむくみ、冷え症が起こりやすくなり、生理痛などの原因の一つともなります。
膝窩リンパ節 → 膝から下のリンパが集まる。膝窩リンパが滞ると、脚の冷えやむくみ、疲労を感じやすくなります。
また、足首のメリハリがなくなり、膝まわりの筋肉の動きにも影響が出てしまい、スムーズに動かすことが出来ずに痛みが出てしまいます。
※上記のリンパ節はたくさんある中から、代表的な場所を抜粋したものです
□リンパマッサージ 流す方向
リンパが流れる方向に沿って行います。原則、体の末端から心臓に向かい一方向に流します。
体のリンパマッサージをする際は、基本的に下から上にさすりあげるように流します。ただし、腹部は鼠径部へ向かって上から下へさすりあげる必要があります。
また、リンパ液の集まる場所は左右の鎖骨下にある「静脈角」という場所です。
静脈角とは… リンパ管を通して回収された組織液が最終的に血管へと還流する場所です。つまり人体において唯一、血液とリンパ液が混ざりあう場所でもあります。
通常、頸部の鎖骨下静脈と内頚静脈との合流地点においてリンパ管が開口している。
【静脈とリンパが合流する大きなゴミ収集所】
上半身の場合は、右半身なら右鎖骨へ。左半身なら左鎖骨へと流れるのですが、下半身から流れてきたリンパ液は、全て左の鎖骨にある静脈角へと流れ込みます。
下半身の場合は、一度、左右のリンパ液が足の付け根にあたる「鼠径部」という同じ場所で合流し、そのリンパ液が全て左の鎖骨下に運ばれる仕組みになっています。
□お家でできるセルフケア
➀着圧ソックス
着圧ソックスは足の下から上に向かって血行促進・ポンプ機能サポートを担ってくれるので血液やリンパ液・老廃物循環が施され、むくみが発生しにくくなります。
➁セルフリンパマッサージ
手の届く範囲の部位を、下から上に適度な圧で流すことで、循環をサポートし疲労やむくみが残りにくくなります。特に心臓から遠い下腿がオススメです。
➂適度な運動やストレッチ
筋肉のポンプ作用を促すためにも、関節の曲げ伸ばしを繰り返すことで筋肉が動き、循環しやすい状態になります。
➃水分補給を心掛ける
体の水分量が減ると循環が鈍くなり、老廃物が滞ってしまうので、室内にいてもこまめに水分を摂取することで、排出しやすい状態になります。
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