【1：準備】鏡の正面に糸を垂らし中央に立つ

160cmほどのひもを1本用意し、全身が映る鏡の上部に先端を貼り付けて垂らします。できるだけ体のラインがわかるような薄着になり、鏡の前に立ちましょう。

【2：指先の位置】前後のゆがみをチェック！

鏡の前で横向きになり、太ももの中央にひもがくるように体の位置を調整します。そこで自然に立ち、手の位置をチェック。ひもの線よりも手が前にあれば猫背の可能性大。

【3：肩＆腰骨の高さ】左右のゆがみをチェック！

鏡の前で正面を向いて立ち、ひもが体の中央にくるように体の位置を調整します。ふだんの姿勢で自然に立って、左右の肩の高さと腰骨の高さを確認しましょう。高さが違う場合は、体が左右にゆがんでいます。

【4：おへその向き】斜めのゆがみをチェック！

鏡の前で正面を向いて立ち、おなかの中央にひもがくるように調整します。そこで自然に立ち、おへその向きをチェック。おへそが横を向いていたり、おなかがねじれたような状態になっていたら、斜めにゆがんでいる恐れが！

以上のチェックを行い自分のゆがみがわかったら、簡単な体操でリセット。ゆがみが複合している場合は、適応する体操全てを行うようにしましょう。

前後のゆがみがある人は･･･

＜バンザイ胸開き＞
猫背を矯正する運動で、伸びて筋肉が衰えている背筋を効果的に動かし、縮んでいる前面の筋力を伸ばす効果も。ひじの高さをしっかりキープしながら行って。

（1）両手を伸ばし、頭を前に倒す
イスに座って背すじを正し、両手を肩の高さで前方に伸ばします。あごは引き、頭を前に倒して。この体勢を5秒間キープ。おなかに力を入れ、背中が丸まらないように注意して。

（2）両ひじを引いて、顔を正面に向ける
両ひじを引きながら、あごを引いた状態で顔を上げ、5秒キープします。両ひじは、肩の高さのまま体の真横まで引き、肩甲骨を寄せて胸を開くようにして。

（3）両手を上げて肩甲骨を起こし、胸を開く
ひじを曲げた状態で両手を挙げ、肩甲骨を起こす。この体勢を5秒キープ。おなかに力を入れ、胸を開くように。ひじが下がらないように注意しながら（1）～（3）を5回くり返す。

左右のゆがみがある人は･･･

＜弓なりクロス＞
縮こまって硬くなっている体側をじわじわと伸ばし、左右の筋肉バランスを整えていく運動。左右にゆがみがある人は、どちらか一方がやりにくいはずなので、やりにくいほうの回数を多めに行って。

（1）机に右手をつき、脚を交差させる
机の横に立ち、右手を机につける。左脚を前にして両脚を交差させ、顔は前方へ向ける。このとき、机の高さに合わせて、体が少し右に倒れてもOK。

（2）左手を右上に伸ばし、左側の腰を伸ばす
左手を右の頭上に向けて遠くへ伸ばしながら、左脚で床を押し、左側の腰を伸ばしていく。これを20秒キープ。脚は床にもぐり込ませるようなイメージで行って。反対側も同様に左右各3回行う。

※やりにくいほうは+2回多く行う。