2021年12月1日ODAIJINIグループ, 狭山院
不妊症は、病気ではありません!!
不妊治療でクリニックなどで高額で悩まれている方!!
実は不妊の原因が、ホルモンや器質的疾患以外にもあるのはご存じでしょうか?
・一般の病気は頭が痛いとかお腹が痛いとか、どこか腫れているとか、何か症状があって、それに従って検査をし、原因が判明し、診断がつき、診断に従って治療をします。
しかし、不妊症は根本から違います。痛みも不快感もなく、検査でわかることはあまりに少ないため、原因の特定が難しいのです。精子も卵子も異常がないのに受精できない時もあるし、細胞分裂しないこともあります。排卵があっても、卵子が入っている袋(卵胞)の中の卵子がすでに変性していることもあります。
ですから、不妊症の原因に関しては、妊娠に至る過程の段階での何らかの障害があると想定します。それを排卵障害とかピックアップ障害、受精障害、卵管障害、着床障害といった呼び方をします。
また、卵自体の問題もあります。卵の質が落ちていて、赤ちゃんまでいけない卵、染色体異常がいっぱい発生する場合もあります。
妊娠できないのはなぜか、どこが悪いか、何が原因か、多くの方はそういうことを気にします。しかし、不妊症に関しては、検査の結果は正常だったり、仮に何か見つかっても、本当の原因までは特定できないことがほとんどです。
何かしらの原因があって、そのプロセスで障害が起きているのですが、今の医学ではまだ全部解明させていないのです。
まずは、みなさんに理解していただけるように順番にご説明していきますね(^_^)
自分はわかっていると思う方も、知っていて損はしないので一緒にお勉強しましょう!
是非、男性、旦那さんにも理解してもらえるようご一緒に読んでみてください~
妊娠とは?
妊娠は、排卵 → 受精 → 着床という経過をたどり成立します。
そして、お母さんの胎内(子宮内膜)で、受精卵が着床してから発育する
までの状態、およびその経過を妊娠といいます。
別名「奇跡」ともいいます(^_^)
<呼び名について>
・ 妊娠中のお母さんを「妊婦(にんぷ)」
・ 分娩直前のお母さんを「産婦(さんぷ)」
・ 分娩後のお母さんを「褥婦(じょくふ)」
・ お母さんの胎内にいる子どもを「胎児(たいじ)」
※ 妊娠7週6日までは「胎芽(たいが)」、
・8週以降は「胎児(たいじ)」とよばれます。
・生後4週間までの子どもを「新生児(しんせいじ)」
排卵とは?
・初経は、だいたい平均して12~13歳で起こります。
はじめのうちは無排卵月経のことが多いのですが、その約1~2年後から
原始卵胞が毎周期(ほぼ4週間ごと)にいくつか発育が始まり、そのうち
成熟した1個が、卵巣から排出されるようになります。
この成熟卵子の排出を「排卵」といいます。
※ 排卵(卵胞形成)は、ふつう28日前後を1周期として起こります。
・排卵後に受精しなかった卵子は、約24時間で寿命が尽きて、やがて消滅します。
また、妊娠準備のために肥大していた子宮内膜は、排卵から14日前後に
経血として体外へ排出されます。
では、次に不妊についてお話しますね~
.不妊の器質的要因とは?
器質性不妊とは、おもに婦人科系臓器の明らかな病気が原因です。
器質的疾患による不妊の代表疾患を記載しますね!
・視床下部性排卵障害
ストレスなどの影響で視床下部や下垂体からのホルモン分泌が正常に行われなくなり、無排卵などの障害が起こることがあります。
・PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)
卵巣の表面に、直径5mmほどの卵胞が複数できる病気です。卵胞はこれ以上成長することがなく、また、男性ホルモンの一種である「アンドロゲン」が増加することで卵巣表面の膜も厚くなり、排卵がうまくできなくなります。これにより、無排卵月経などの異常が起こります。
・高プロラクチン血症
プロラクチンとは、脳下垂体から分泌される乳汁分泌ホルモンです。本来であれば分娩後の授乳時に大量に分泌されるものが、妊娠前でも過剰に分泌される疾患を、「高プラクチン血症」と言います。プラクチンには排卵や月経を止める働きもあるため、過剰に分泌されると黄体機能不全や無排卵、無月経などが引き起こされます。女性だけでなく男性にも分泌されているホルモンで、過剰に分泌されると女性と同様、男性不妊の原因にもなります。
・黄体化未破裂卵胞症候群
成熟した卵胞が破裂しないまま黄体化してしまう疾患です。基礎体温上では低体温と高体温がしっかり2相になっており、きちんと排卵が起きているように見えますが、実際には排卵は起きていません。1回だけなど、単発で起こる場合もありますが、くり返す場合は子宮内膜症の合併も考えられ、体外受精の適応となります。
・卵管閉鎖、卵管狭窄
卵管が狭くなったり塞がることで、精子・卵子の移送ができなくなる障害です。
・卵管采周囲癒着
卵管采(卵管の先端部分)の周囲が癒着していることで、卵管采の動きが鈍くなって受精卵の捕獲がうまくできなくなっている状態です。
・卵管内膜障害
卵管の内膜にトラブルが起こることで、胚(はい:多細胞生物において、ごく初期段階の個体)の発育や移送が妨げられている状態です。
・ピックアップ障害
卵子のピックアップができなくなることで、妊娠できなくなる障害です。卵管采がない、小さい、卵管采の真ん中にあるはずの卵管口が縁にある、開口部が卵管采以外の部位にあるなどが主な原因。
子宮因子の主な種類
・子宮筋腫
子宮の筋肉にできる良性腫瘍のことです。発生部位によって筋層(壁)内筋腫、しょう膜下筋腫、粘膜下筋腫に分かれますが、このうち、不妊症の大きな原因となるのは粘膜下筋腫です。
・先天性子宮奇形
生まれつき子宮が変わった形をしている疾患で、不妊や流産の原因となります。さまざまな形がありますが、症状によっては手術での治療も可能です。
・子宮内膜ポリープ
子宮内膜の一部が直立した茎のように発育し、コブのようなものができてしまう疾患です。
・子宮内腔癒着症
子宮の内膜が炎症を起こし、癒着してしまった状態です。人工妊娠中絶や流産などの手術後に発生することがあります。癒着がひどくなると、月経時の出血量が少なくなります。
子宮頸管因子の主な種類
**・頸管粘液不全**
頸管粘液とは、いわゆる「おりもの」のことです。頸管粘液不全とは、おりものが十分に分泌されなくなる状態のこと。おりものには精子を子宮内に入りやすくする役割があるので、分泌が不十分であると精子が侵入しにくくなり、妊娠しにくくなります。
**・抗精子抗体**
体が精子を異物と勘違いし、抗体をつくってしまう状態を言います。検査により陽性となると、人工授精や体外受精が必要になることもあります。
現代の不妊とは?
女性にとって年齢と妊娠は切っても切れない関係があり、妊娠力は女性の年齢に大きく影響します。
女性が年を重ねれば重ねるほど、卵子も同じように老化し、妊娠する確率は着実に低下していきます。
そして卵子の老化については未だよく分かっていないため、現在の診断技術では原因を特定することができません。
男性は毎日フレッシュな精子を作りますが、女性の場合は卵巣内にすべての卵子(原子卵胞)を既に持って生まれてくるため、新たに卵子を作ることができません。
※男性の方、ここを理解してくださいね!!↑↑
女性が生まれるときには卵巣内におよそ200万個の卵子を備えています。
その後は卵子の数は減る一方で、月経の始まる思春期ごろまでには約180万個が自然消滅し、約20万個まで減ります。
月経が始まると、1回の月経でおよそ1000個が減ります。
さらに老化が加速する30代後半以降では拍車がかかり、37歳でおよそ25,000個、そして卵子の数がゼロになって閉経します。
そのうえ、残っている卵子は女性が40歳であれば卵子の年齢も40歳で、本人と一緒に年をとります。
他の体のさまざまな臓器と同様に老化をするため、卵子の数が減るだけでなく、質も低下してしまいます。
そして、最近では若い世代の不妊が増加しています。
生活のバランスの乱れや飲酒、喫煙、極端なダイエット、性感染症や人工中絶数の増加など性の乱れによる影響。
食品添加物や遺伝子組み換え食品、トランス脂肪酸など、食べ物の質の低下。
そして、ダイオキシン、ポリ塩化ビフェニル(PCB)、農薬などの化学物質による環境汚染は、私たち人類だけでなく地球上の動物の生殖能力に悪影響をきたすことが危惧されています。
このように、老化に加えてさまざまな原因が複合的に絡み合い、女性の卵巣年齢は個人差が大きくなります。
年齢の割には卵巣年齢が若く卵子がたくさん残っている人もいれば、その反対に若くても卵巣の老化が早く卵子の数が少ない女性が最近非常に増えているのです。
それを踏まえ、良い卵子を作るために今出来ることは女性自身の体質改善が必要となってくるのです。
男性不妊とは?
・ふつうの性生活を送り、特に避妊などをしていないのに、2年以上妊娠しない場合をいいます。
不妊症は女性の病気だと考えがちですが、男性不妊が解明されるようになってきて、不妊の原因は男女半々ぐらいの割合であることがわかってきています。
・(精巣の詳しい検査は泌尿器科)
・基礎体温の測定・・・排卵の有無やホルモンの分泌を調べます。
・超音波検査・・・子宮の形態や子宮筋腫、卵巣嚢腫の有無などを調べるほか、
排卵の有無や卵子の発育状態のチェックが行われます。
・子宮卵管造影検査・・・子宮の形や大きさ、卵管の状態を調べます。
卵管の詰まりが改善されたり、通りがよくなるという治療効果もあります。
・腹腔鏡検査・・・必要に応じて、ファイバースコープで子宮や卵管の異常を検査します。
・頸管粘液検査・・・排卵期に頸管粘液を取り、粘液の状態や排卵の有無などを調べます。
・ヒューナーテスト・・・性交後の子宮頸管内における精子の状態をチェックします。
先ほどお話しました、良い卵子を作るために今出来ることは女性自身の体質改善が必要!!とはどんなことなのか?
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器質的改善(病院)+ 機能性不妊の改善(当院の不妊鍼灸)
・先天的、器質的な不妊原因は、ごく一部であり、生活習慣や環境などによる機能に問題がある不妊が、全体の8割を占めるといった生殖医療専門家の指摘もあります。当院では、機能性不妊の最大の原因である、卵巣機能の低下=卵子の老化を早める原因を改善していきます。
当院だけでも妊娠される方はたくさんいらっしゃいますが、今までの傾向より病院のホルモン治療と併用されるとより妊娠率はあがると思います。
患者様へ不妊鍼灸の理解
なぜ身体に鍼をするだけで、このようなことが起こるのでしょうか?
当院では東洋医学に基づいた鍼灸治療により、患者様の『心身のバランス』を整えていきます。
「不妊」は、東洋医学では「不孕(ふよう)」という言葉で数千年も昔から認識されています。
つまり東洋医学にも、鍼や灸、漢方を用いて不妊へアプローチをしてきた長い歴史があるのです。
血液検査もなければレントゲンもない時代、東洋医学ではどんな病・症状でも、
カウンセリングによって得られる情報と、身体の外にみられる他覚的所見に着目し、診断を行っていました。
カウンセリングにおいては患者様の主訴とはまったく関係の無さそうなもの
(例:食事、睡眠、お通じの状態など)まで事細かに伺います。
他覚的所見の診察については舌診(ぜっしん)、脈診(みゃくしん)、腹診(ふくしん)などがあります。
身体の“中”で起こっている異常を直接伺う技術が無かった時代だからこそ、
身体の“外”からいかに中の異常をとらえるか、ということに神経を注ぐ医学が東洋医学です。
誰でもわかりやすい所で言えば、お酒を飲み過ぎれば翌朝の舌には厚い苔(コケ)ができますよね。
緊張する状況下では脈は速くなります。
寝不足が続けば目の下にクマができて顔色が冴えません。
身体の“中”で起こっている異常(気のアンバランス)は必ず“外面”に反映されるといった考えのもとに、
カウンセリングと他覚的所見をすり合わせながら身体を診ていくのです。
カウンセリングと他覚的所見によって導きだされた診断名を東洋医学では証(しょう)と言います。
この証を用いて、当院で鍼灸施術を行っていきます。
長くなりましたが、不妊・不妊鍼灸について少しは理解していただけたでしょうか?(^_^)
ご相談・ご予約は、ホームページにありますLINEよりお問い合わせください~
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上記お悩みの方も、お気軽にご相談下さい
ODAIJINI鍼灸整骨院
北野田院 072-320-0604
狭山院 072-205-0604
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